頭がよくなる!?科学に基づく【運動と学力の関係】

投稿者: a y 投稿日:

「あっぱれ、 文武二道 の達者かな」

鎌倉時代の軍記物”平家物語”にでてくる言葉です。『文武両道』の同義で、運動と学力が両面で優れていることを指しています。近年、この「運動と学力」に相関性があることが分かってきており、スポーツ庁などの公的機関でも語られるようになってきました。

 

そこで今回は、『運動と学力の関係』について紹介します。

 

 

 

1.科学的に証明された『運動と学力の関係』

(1)心と体

英語のことわざに「A sound mind in a sound body(健全なる身体の中の健全なる精神)」というものがあります。日本では『健全なる精神は健全なる身体に宿る』という言葉が広く知られ、知・徳・体の三育主義や 健全な身体について論じるときに引用されることが多いようです。

 

【意味】健全なる精神は健全なる身体に宿るとは、体が健康であれば、それに伴って精神も健全であるということ。また、何事も身体がもとであるということ。

 

【注意】不健康な体には健全な精神が宿らないという意味ではない。

 

(出典:故事ことわざ辞典

 

(2)運動と脳

健全な身体を育むものの1つとして『運動』が挙げられます。

ある研究結果によると、”運動によって脳は活性化され、学習能力が向上する”と言われています。この「運動と学習の相関性」については、スポーツ教育など様々な分野で注目されているようです。

 

(参考文献)

 

「運動すると、脳由来神経栄養因子(BDNF)という物質が脳の中でさかんに分泌されます。このBDNFが、脳の神経細胞(ニューロン)や、脳に栄養を送る血管の形成を促すことが明らかになりました」

 

出典:『脳を鍛えるには運動しかない!』ハーバード大学医学部、ジョン・J・レイティ博士(NHK出版)

 

 

 

2.『文武両道が進んでいるアメリカ』

(1)体力と学力の相関関係

カリフォルニア州で行われた体力と学力の相関関係の調査で、「運動能力が優れた子は学力テストの結果も同様にいい」という結果が出ています。

 

ソース画像を表示

これらの研究は、運動による刺激や体力の向上が、記憶や認知、論理的思考の構築や集中力と関係があることを示しています

 

出典:『DEPORTARE(デボルターレ)』スポーツ庁Web広報マガジン

 

(2)アメリカの学生アスリート

日本以上に文武両道が進んでいるアメリカ。2008年北京オリンピックでアメリカが獲得したメダル112個のうち25個は、スタンフォード大学の学生(OB・OG含む)が獲得したものと言われています。

アメリカは、スポーツの社会的地位が高いことや、一定の評定平均を得なければ試合や練習に出席できないこともあり、スポーツをしている大学生はとても勉強熱心。競技を引退した後は、起業家や政治家、医師・弁護士になる人も多いそうです。

 

 

3.子どもの運動は、健康づくりと脳の発達を促す

(1)運動による健康づくり

適度な運動をすることによって、心と体を整える効果が期待できます。

(運動によって得られる効果)

  • 食欲が増す
  • 良質な睡眠が得られる
  • ストレスの発散や気分転換を図る
  • 体力がつく

 

以下の通り、ポジティブになる効果についての紹介もありました。

《体への効能》
運動することで出る脳内物質、ドーパミンは脳の報酬系とも言われていて、「またやりたい!」という気持ちや意欲につながる物質。ポジティブな気分にさせてくれる効果もあります。

 

出典:『DEPORTARE(デボルターレ)』スポーツ庁Web広報マガジン

 

 

(2)運動による脳の発達

子どもの脳の活性化にはどのくらいの運動が必要なのでしょう。

驚くことに、「わずか4分の運動でも集中力の改善がみられた」という調査結果が報告されています。学習面で、集中力や読解力の向上もみられたようです。

  • 9歳児が20分運動すると、1回の活動で読解力が格段に上がる
  • 10代の子どもたちが12分ジョギングしただけで、集中力が高い状態が1時間近く続き、読解力が向上
  • 4分の運動を一度するだけでも集中力が改善され、10歳の子どもが気を散らすことなく物事に取り組めることも立証された

出典:『こどもの学力と体力の知られざる深い関係』東洋経済ONLINE

 

 

(3)運動を強制すると逆効果

自我が芽生える3歳くらいから、運動に苦手意識を持つ子が出てくるようです。無理なく、かけっこや縄跳び、公園遊びで楽しく『走る・蹴る・飛ぶ』などの動きを日常生活に取り入れていきましょう!

 

 

 

まとめ

「スポーツの後に宿題をすると、いつもより早く終わる気がする」と話す子どもがいました。その実体験に基づく感覚は、『運動によって脳が活性化され、学習能力が向上する』という科学的にも証明された確かなものだったのです。

 

運動を通じて、身体と学習の両面を健やかに向上させていけたらいいですね。

 

カテゴリー: オススメ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA