英語絵本の読み聞かせデビュー。コツや方法、保護者が英語を話せなくても大丈夫?

英語の本を読み聞かせしたいけれど、音読に自信がない!という保護者の声がよく聞かれます。そこで今回は『英語絵本の読み聞かせのコツ・方法』を紹介していきます。
まず、”読み聞かせ”について整理しましょう。
『 読み聞かせ(よみきかせ)または読みきかせとは、話者が子どもと共に絵本などを見ながら音読する行為、または単に物語を読んで聞かせることを指すこともある。対象となる子どもは、主に乳幼児期から小学校年齢までのことが多い。
(出典:Wikipedia)』
子どもが1人で本を読めるようになるまでの期間が読み聞かせの目安となりそうです。
1.本の読み聞かせが持つ 子どもへの影響・効果
読み聞かせの肝は「愛情・人間同士の知識や感情の伝達」です。大人が一緒に活動してくれること、何かを伝えようとしてくれることは、子どもの心の栄養になります。
(読み聞かせによる影響・効果)
- 聞く力を育む
- 想像力の広がり
- 道徳観の獲得
- 英語のリズムを覚える
読み聞かせによって、聞く力や想像力が広がります。物語にある道徳観の獲得や、英語独特のリズムを自然に覚えられることも魅力です。
2.英語絵本選びのコツ
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本人に選ばせる
本人が選んだものであると、絵本を読むことに自主性がうまれます。
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子どもが興味を持ちそうなもの
絵本には、動物が擬人化され主人公になっているものが多くあります(例:三匹のこぶた)。子どもの好きな動物が主人公になっていると興味を持ちやすいかもしれません。
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量
本の内容が長すぎると、子どもの集中力が続きません。厭(あ)きない量を読み聞かせしましょう。
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日本語訳付き
絵本の特性上、イラストから大まかなストーリーを把握できるものが多いです。ただ、英語が苦手な場合には、日本語訳のある英語絵本のほうが子どもからの質問に答えやすくなると思います。
3.読むときに気を付けたいこと
・日常会話程度の速さ
日常会話程度の速さで、抑揚をつけず淡々と読む。読み手の感情・価値観よりも、子ども自身の素直な印象を大切にするために、淡々と読み進めましょう。
・子どもが希望すれば、同じ本の繰り返しでもいい
はじめの1歩はその道の半分に値するくらい価値があります。子どものお気に入りの1冊が、英語学習意欲のはじめの1歩になるかもしれません。子ども自身の ”読みたい!” と思う気持ちを尊重しましょう。
・読んだ後(余韻とアウトプット)
本を読んだ後についてです。無理に感想を引き出すことはしなくていいと思います。本から入ってくる物語は子どもにとって未知の世界。読み聞かせの直後に感想を聞くと、内容を整理できずに混乱を招くかもしれません。
自然発生的に感想を話し合うことが望ましいと考えています。
ここで大切なのは、次の2つです。
- 読了後に絵本の余韻を感じること
- 子どもの自由な想像力を広げること
4.保護者が英語を話せなくても大丈夫!?
英語を話せなくても大丈夫です。発音も大切ですが、気にしすぎは禁物。リズムよく読むことを心がけましょう。ただ、読み聞かせをストレスに感じてしまうと子どもにもマイナスの影響を与えかねません。
保護者による読み聞かせが困難な場合には、市販されている英語教材や専門家の力を借りましょう。
(保護者による読み聞かせが困難な場合の方法)
- 市販教材(日本語訳付き・英語音声CD付き)
- ネイティブ講師のオンライン英会話
➀市販教材を活用した英語絵本の読み聞かせ
Amazonなどの大手ECサイトで購入できるCD付きの英語絵本です。
日本でもなじみのある物語で大人も子どもも楽しめます。
小2の娘に購入。CDを流しながら絵本の英字をなぞり、音読の練習をしています。物語は子供にとって知っているものばかりなのでスムーズに入って行けました。
(出典:Amazon口コミより)
日本製の英語絵本に慣れてきたら、海外製の絵本に手を伸ばしてみるのもいいと思います。海外製の絵本は、日本の絵本には無い色彩やデザインのイラストがあります。美術的な視野を広げることにも繋がりそうです。
②オンライン英会話
ネイティブの先生に読み聞かせしてもらえるので安心感があります。子どもが先生を慕っていると、より効果的な時間になりそうです。
5.まとめ
- 本は子どもの好きなものや、内容量が本人に合ったものを選ぶ
- 本の読み方は、会話と同じ速さで淡々と
- 英語らしいリズム感を大切に
- 読み聞かせが難しいときは、音声付きの市販教材を活用したり、専門家の力を借りる
子どもを育てていると、日常生活の中で読み聞かせの時間を設けることは、精神的に大変なときもあります。そんなときは無理をせず、本を読んであげたいという気持ちが整ったときに読み聞かせをしましょう。
絵本は、大人が忘れかけていることを思い出させてくれることがあります。絵本の世界を子どもと一緒に楽しんでみられてはいかがでしょう。
『 大切なものは目に見えない ~What is essential is invisible to the eyes~』
(引用抜粋:星の王子さま「サン・テグジュペリ」)
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