お花の名前を英単語(英会話)で覚えてみよう♪
もうすっかり春になり、長袖だと少し暑い季節になりました。
春といえば花や草木が芽を出す暖かい季節ですね。
ところで、皆さんは花の名前をいくつ英語でいうことができますか?
桜は「Cherry Blossom」、チューリップは「Tulip」などなど。
今回は花の名前を英語で学んでいきましょう。
道端に咲いている花を見ながら「あっ、これは英語で〇〇だ!」と言えたら嬉しいですね。
Japanese apricot/梅
検索エンジンで「梅 英語」と検索すると「plum」という英単語が出てきますが、実は皆さんがイメージする梅とは違うものです。
「plum」は「スモモ」のことです。
そのため、日本の梅を「plum」ではなく「Japanese apricot」と表現します。
「apricot」とは「アンズ」を意味する英単語です。
しかし、最近では梅干しが日本食して海外に認知され始めたため、「ume」と言っても通じます。
Chrysanthemum/菊
「Chrysanthemum」、少し長い英単語ですね。
長すぎるので、略して「mum」と呼ばれることが多いようです。
日本では菊は天皇や皇室を表す紋章として使われているため、日本ととても関係の深い花です。
Violet/スミレ
「violet」には「紫色」という意味がありますが、「スミレ」という意味もあります。
Dandelion/タンポポ
「dandelion」には「lion」とありますが、何か「lion」と関係があるのでしょうか?
実はこの「dadelion」、フランス語で「ライオンの歯」を意味するダン=ド=リオン(dent-de-lion)からきていると言われています。
では、タンポポのどこがライオンの歯に似ているのでしょうか?
ライオンの歯に似ているのは、タンポポの花ではなくて葉の方です。
ギザギザした葉の形がライオンの歯に似ているのでこのような名前がつけられました。
Lily of the valley/スズラン
「lily」は「ユリの花」、「valley」は「谷」という意味の英単語です。
つまり、直訳すると「谷に咲くユリ」となります。
崖に咲いているイメージのあるスズラン。
そのイメージはこの英語名から来ているのですね。
Narcissus/スイセン
スイセンは英語で「narcissus」と言い、「ナーシス」と発音します。
自分自身が大好きな人のことをナルシストと言いますが、実はnarcissusと深い関係があります。
ギリシャ神話で、ナルシスという美青年が水面に映った自分自身のことを愛してしまう話があります。
その青年が死んだあと、その水面にスイセンの花が咲いていたという逸話がスイセンの語源となっています。
Iris/アヤメ
アヤメは英語で「Iris」と言いますが、これもギリシャ神話の虹の女神の名前からきています。
ギリシャ神話に登場する最高神ゼウスは妻・ヘラに仕えるイリスに浮気をします。
困ったイリスはヘラに相談し、自分を虹の女神に変えてもらうことでゼウスから離れることができました。
このときにヘラが祝福としてイリスにかけた酒の雫が地上に落ち、そこからアヤメが咲いたという神話があります。
Hyacinth/ヒヤシンス
Hyacinth、実はこの英語名もギリシャ神話に出てくる美少年の名前から来ています。
その美少年の名はヒュアキントス。
ヒュアンキントスは美少年であるが故に多くの神々から愛されていました。
あるとき、彼が太陽神アポロンと楽しそうに円盤投げをして遊んでいるところに、西風の神ゼフィロスが通りかかりました。
嫉妬したゼロフィスが風邪を吹かせたところ、円盤がヒュアキントスに命中して死んでしまいました。
そのときヒュアキントスから流れた血からヒヤシンスが咲いたため、この名前がつけられました。
Cactus/サボテン
サボテンは英語で「cactus」と言い、日本語名と全然違うことがわかります。
また、トゲがあることを強調するために「prickly cactus」と言うことも多いです。
「prickly」は「トゲだらけの」と言う意味の形容詞です。
以上、花の英語名のご紹介でした。