子どもが英語に苦手意識を覚える3つの理由

子どもが英語に苦手意識を覚える3つの理由
楽しく英語を学んでいくことができれば理想的ですが、苦手意識を覚えてしまうこともあります。 そこで今回は 「子どもが英語に苦手意識を覚える理由」にはどのようなものがあるのかみていきましょう。
➀語彙が少ない・アウトプットの場も限られている
英語に対する興味関心は高くても、自分が言いたいことを表現するための語彙力が不足していては、もどかしさが募って苦手意識を覚えてしまいます。 まずは単語を覚えて身の回りの物事を英語で表現できる程度に語彙力を伸ばすことを意識してみましょう。
ただ、日本は折角英語の勉強をしても島国という地理的な特性も手伝って、生きた英語を使う機会が少ないと感じます。 これに関しては、英語学習のモチベーションを刺激する機会を設けることも大切だと思います。
- スカイプ英会話で英語圏の方と話す
- 英語だけで活動するスクールやキャンプに参加する
- 英検を受ける
「千里の道も一歩から」毎日のコツコツとした積み重ねと、たまに刺激になるような機会を設けていくと飽きずに継続できそうです。
②文法が覚えられない(語順や時制の単語変化などを難しく感じる)
これは、中学生が英語で躓(つまづ)く理由の上位にも挙げられています。
日本語と英語では文法の違いにより語順が異なる
例として日本語と英語の文法の違いを挙げてみます。
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日本語)動詞が最後にくる
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英語)主語の後に動詞がくる
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日本語)話し言葉では主語がない
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英語)主語がある
時制の変化を難しく感じる(発音もスペルも大きく違うものに変化することがある)
例として現在形から過去形への変化を挙げてみます。
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日本語)行く→行った
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英語)go→went
英語を学ぶ過程で日本語と違うところを見つけたときに→「難しい」と感じて苦手意識を覚えてしまうようです。
一方で、そうした違いを「面白い!」と肯定的に感じることができたら英語を楽しみながら学んでいけると思います。
子どもが興味を持ちやすいゲーム性を取り入れた英単語テストなど、楽しく意欲的に学ぶ方法はたくさんあります。学齢や季節など、その時々の 子どもの環境に合ったものを探して取り入れてみるといいかもしれません。
③英語を強制されることで心理的抵抗感が生まれる
強制されると反発したくなる心の動きを「心理的リアクタンス」といいます。
「心理的リアクタンス(英: psychological reactance)とは、「抵抗・反発」を意味するリアクタンスという語を心理学に適用した概念であり、「人が自由を制限(剥奪・侵害)された際に、それに抗おうとする性質」を指す(引用:Wikipedia)」
読み書きが好きで日記を書いていた子が、宿題で日記を欠かされるようになると、宿題で書くのは嫌だと言ったことがあります。 これはまさに前述した「心理的リアクタンス」が働いたのだろうと想像しました。
強制させるのではなく、自発的に行動するきっかけや環境づくりも大切だと思います。
(まとめ)
子どもが苦手意識を持ってしまったとしても、それを克服していくための工夫をすることは可能です。 また、子どもの「できた!」に対して「よかったね!」と共感的理解を示す周囲の姿勢も肯定感を持つ大切な要素となります。
語彙力を伸ばし、学びの意欲を刺激しながら自発的な学びになるような教育環境を目指していきましょう。
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